今回はFXは儲からないのかについて解説していきます。
FXは副業としても人気で口座開設から取引まで手軽に手が出せる一方で、全体の70%以上が損失を出しているとも言われています。
・これからFXを始めたい方
・FXは稼げるか稼げないか知りたい方
・FXで稼ぎたい方
このような方におすすめの記事となっています。是非ご覧ください。
FXは儲からないのか?
それでは、FXは儲からないのかについて解説しますが、結論として、儲けることは可能です。
よく聞くのが、投資家の7割は総合的に損失を出しているという話ですが、金融先物取引業協会が2018年に発行している「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査〜調査結果報告書〜」をみてみると、昨年一年で一円でも稼いだ割合は約6割となっています。
ですが、その中の割合で、20万円未満の割合が35.6%ということで、儲けている割合の半数以上が年間で20万円未満(月々15,000円)程度しか稼ぐことができていない現状です。
どれだけの金額を稼いだら儲けたとなるのかの基準は人それぞれですが、月に10万円以上稼ぐ投資家はこの調査では全体の7.5%と非常に少ないことがわかります。
FXで儲けるのは意外と簡単?
では、この調査結果を見て、実際にFXで儲けるのは簡単なのかというとそういうわけではありません。
20万円未満ということなので年間で20万円近く利益を出した方もいれば、年間で1万円以下しか利益を出していない方もいるでしょう。
だからこそ、この報告書を見る限りでは実際にFXで儲けるのはかなり難易度は高いと言えます。
ではこれから、儲からない人の特徴から、あまり儲けていない人の共通点まで解説していきます。
FXで儲からない人に共通する○○の特徴
まずはFXで儲けることが出来ていない約4割の方に共通する特徴を解説していきます。
とりあえず適当にトレードをしている(自分のトレード理論を持っていない)
まずは適当にトレードをしている方、所謂自分のトレード理論を持っていない方です。
FXで儲けるためには根拠に基づくエントリーをして再現性のあるトレードをしなければ継続的に利益を得ることは不可能です。
その場でなんとなくトレードして利益が出たとしても、次も上がるか下がるか分からない状態でトレードをするのは完全なギャンブルです。
ギャンブルでも稼いでいる方はいますが、そういった方でも自分自身の理論を持っています。
例えば、身近にあるのがパチスロですが、よく聞くのが、回転数や設定で、これらの情報を打ちながら把握して芳しくなければ別の台に移るといったことをしています。
ただ単に打って儲けているのではなく、自分の理論を元に儲けるための工夫をしています。
だからこそ、FXでも様々な分析をし、自分の理論を構築してトレードしなければそもそも儲けることは不可能です。
トレード中の感情の起伏が激しい
次にトレード中の感情の起伏が激しいという点です。
これは別の記事でもお話ししていますが、FXトレードをするのであれば、感情的になってはいけません。
感情的になってしまうとそもそものトレードの質が落ちてしまいます。
例えば、負けてしまって感情的になってしまうと、すぐに負けを取り戻したいという気持ちが強くなりエントリー根拠がない状態ですぐにポジションを保有してしまうこともあります。
そういった場合に利益になればいいですが、逆に損失になった場合はまた損失を取り戻そうとする負のループに入ってしまいます。
だからこそ冷静にトレードすることが重要なのです。
ポジポジ病になっている
次に投資をしたことがある方は聞いたことがあると思いますが、ポジポジ病は、一度で大きな利益を得るのではなく、何度もトレード(ポジションを持って)して利益を上げていこうと考えてしまうことです。
スキャルピングという手法があるようにこの考え方自体は一概に悪いとは言えませんが、大きな損失を被るのが怖くて小ロットで取引を行う場合は要注意です。
そもそもFXではポジションを持つことでリスクが発生します。さらにポジションを持つ期間にもよりますが、少額の場合は大きな利益を出すことは非常に難しいです。
自分のトレードを振り返っていない
そして最後に自分のトレードを振り返っていないという点です。
「テストや授業の振り返りをしなければ意味がない」
これは学生の時にも言われた方が多いのではないでしょうか?FXでも同様で、自分が行ったトレードを振り返り、
- トレード根拠
- トレードするときの心理状況
- そのトレードでの損益
これらを見て何が良かったのか、そして何が悪かったのかを見ていくことで、今後同じようなパターンが発生したときに同じようなミスをしにくくなります。
これはトレード日記などをつけるようにすることでトレード実施後の結果などを細かく書き出して置けるので、投資をする時には必ずつけるようにしておきましょう。
FXで儲けている人に共通する○○の特徴
トレードで儲からない人に共通する特徴の逆と考えてもらえればわかりやすいですが、それ以外にもありますので、ここでまとめておきます。
自分のトレード理論を持っている
まずは自分のトレード理論をしっかりと持っていることです。
トレード理論の中には、
- エントリー根拠(テクニカル分析等から論理的に)
- リスクリワード比率は問題ないか
- 損切りライン
このような内容をしっかり持っています。
例えば、含み損をしていたとしても、-10pipsで損切りをするということを決めておけば、含み損をしていても精神的には冷静を保つことができます。
FXトレードの鉄則は「全て想定通りに進める」ことです。
これができることで、利益や損失の概算を出せ、どのようにトレードしたら目標の利益に到達するのかのスケジューリングまで可能です。
理性的にトレードをしている
成功しているFXトレーダーたちは、感情をコントロールし、理性的にトレードを行っています。取引はしっかりと計画され、その計画は自身のトレード理論に基づいています。そして、その計画は感情ではなく、理性によって実行されます。
取引における感情の影響は、短期的には避けられないかもしれません。しかし、理性的な判断をする能力を養うことで、感情が取引結果に及ぼす影響を最小限に抑えることができます。また、失敗したときにも冷静に分析し、次回に生かすことが重要です。
定期的にトレード結果を振り返っている
成功するトレーダーは、自分自身の取引結果を定期的に振り返り、分析しています。過去の取引の成功と失敗から学び、その結果を次回の取引に生かすことで、スキルを向上させ、より良い取引を行うことができます。
取引結果を振り返ることで、自分自身の強みと弱みを理解し、改善点を明らかにすることができます。これが、成功のための重要なステップとなります。
様々な手法を試行してより良いトレード理論を構築している
FXで成功している人々は、様々な手法を試行し、その結果をもとに自身のトレード理論を進化させています。市場は常に変化しており、同じ手法が常に効果を発揮するわけではありません。そこで、様々な手法を試し、最適なものを見つけ出すことが求められます。
儲かるトレーダーになるためにはまずは感情的にならないこと
感情はFX取引における最大の敵と言えます。成功するトレーダーになるためには、まず感情的にならないことが重要です。ここでは、感情的にならないためのポイントを詳しく解説します。
感情とトレードの間には密接な関係があります。市場の動きによる利益や損失は、怒り、喜び、恐怖、期待といったさまざまな感情を引き起こします。しかし、これらの感情が取引の決定に介入すると、問題が発生します。なぜなら、感情的な判断は多くの場合、最善の結果をもたらさないからです。
具体的には、感情的な判断によって以下のような問題が発生します。過度の自信によるリスクの過小評価、損失恐怖による早すぎる利益確定、逆境時のパニックによる損切りの遅れなどです。これらはすべて、理性的な判断を曇らせ、最悪の結果を引き起こします。
そこで、感情的にならないための具体的な方法を以下に示します。
トレードプランを作る
まず、トレードを行う前に詳細なプランを作成します。エントリーポイント、利益確定ポイント、損切りポイントを明確に設定します。これにより、トレードが計画通り進行する限り、感情的な判断を避けることができます。
自己分析を行う
次に、自身の感情のパターンを理解するために自己分析を行います。自分がどのような状況でどのような感情を感じるのか、どの感情が最も取引に影響を与えるのかを理解することが重要です。
リスク管理を徹底する
そして、リスク管理を徹底します。投資する金額は、全体の資金の一部に留めるべきです。また、トレードの一つ一つに対してリスクを適切に分散させることも重要です。これにより、一つの取引による影響を最小限に抑え、感情的な判断を防ぐことができます。
儲かる人と儲からない人の特徴を徹底解説のまとめ
この記事では、FXで儲けている人と儲からない人の特徴を徹底解説しました。それぞれの特徴を理解し、自身のトレード習慣を見直すことで、より成功する確率を高めることができます。
まず、儲からないトレーダーの特徴として、自分のトレード理論を持っていない、感情的にトレードしている、ポジポジ病になっている、自分のトレードを振り返っていない、チャートの分析をしていないという点が挙げられました。
これらの特徴を持つトレーダーは、市場の揺れに左右されやすく、短期的な利益を追い求めがちです。その結果、長期的な視点を失い、失敗する可能性が高まります。
一方で、儲けているトレーダーの特徴として、自分のトレード理論を持っている、理性的にトレードをしている、定期的にトレード結果を振り返っている、様々な手法を試行してより良いトレード理論を構築しているという点が挙げられました。
これらの特徴を持つトレーダーは、自身の取引に一貫性を持ち、市場の揺れに左右されず、長期的な視点を保つことができます。また、自己分析により自分自身の強みと弱みを理解し、改善点を明確にすることで、スキルを向上させることができます。
そして、儲かるトレーダーになるためには、まずは感情的にならないことが重要です。感情的な判断は多くの場合、最善の結果をもたらさないため、トレードプランを作り、自己分析を行い、リスク管理を徹底することで感情をコントロールすることが求められます。
以上が、儲かる人と儲からない人の特徴のまとめです。これらの特徴を理解し、自分自身のトレードスキルを向上させることで、FXでの成功を掴むことが可能になるでしょう。